第46回応用物理学会講演会

弊社ではダイヤモンドのエピタキシャル成長に関して
次のような学会発表をしました。

    日    :平成11年3月29日
    於    :東京理科大学
    学会名 :応用物理学会

            劈開可能な自立ダイヤモンド膜の作製
               Formation of cleavable free-standing diamond platelets

             〇鈴木一博、  福田秀夫、  澤辺厚仁*    (株)トウプラス、 *青山学院大学
             〇K . Suzuki,   H.Fukuda  and A.Sawabe      To-plas Co., ltd., *Aoyama-gakuin univ.            
 
  我々は、直流プラズマCVD法によってイリジウム表面に非ダイヤモンド炭素や炭化物をほとんど含まないダイヤモンド薄膜をエピタキシャル成長できることを報 告してきた。今回は、その薄膜を自立化し評価を行った。ダイヤモンドの成長条件 は文献(1)で述べられている。イリジウム薄膜の下地である酸化マグネシウムは 硝酸で除去し、イリジウムは、スズ鉛共晶はんだと300℃で合金化した後に硝酸 で除去した。得られた自立膜は、この後<110>方向に劈開され成形された。  劈開された膜断面のSEM像を図−1に示す。表面と断面の成す角度は約55度 である。この角度は、立方晶における(111)面と(100)面の成す理論的角 度である54.47度にほぼ一致している。従って断面はダイヤモンドの代表的劈 開面である(111)面であると考えられる。また、自立膜の両面とも反射電子回 折ではエピタキシャル成長したダイヤモンドに対応するパターンのみが観察された。 さらに、共焦点ラマン分光法では、膜中のどの深さにおいてもる非ダイヤモンド炭 素の存在は確認されなかった。
図−1 劈開された自立ダイヤモンド膜のSEM像

参考文献(1)K.Suzuki,H.Fukuda and A.Sawabe:Reprint from Proc. of The ISAM`98      



<戻る>