FAQ

湿度計測について、皆様から寄せられるよくあるご質問にお答えしております。
各質問をクリックすると、回答が表示されます。
こちらに掲載されていないご不明点はお問い合わせください。

特性や仕様

  • Q

    湿度だけでなく気体温度も計測できますか。

    A

    はい。標準では温度センサが装着されていない機種におきましてもオプションで温度センサを選択できます。

  • Q

    露点温度は計測できますか。

    A

    はい、できます。温湿度露点変換器TAD80、または温度・露点変換器TAD65Dが候補となります。

  • Q

    絶対湿度は計測できますか。

    A

    はい、できます。絶対湿度センサTAA80が候補となります。

  • Q

    結露が発生すると湿度センサ素子は壊れますか。

    A

    基本的には壊れません。但し、塩類等不純物を含む結露が長時間継続した場合は、特性の劣化が発生します。「センサフィルタキャップ」や「湿度センサ素子の防水撥水加工」等のオプションを利用して、可能な限り結露を防いで下さい。湿度センサ素子の表面が濡れている場合には、正しい湿度計側はできません。

  • Q

    水滴や粉塵がセンサ部に飛来する可能性が高いのですが。

    A

    「センサフィルタキャップ」をご使用下さい。

  • Q

    屋外でも使用できますか。

    A

    はい、できます。軒下、百葉箱の中、ウェザーシールドの中など直接の風雨や日光が避けられる環境でご使用下さい。また、センサの劣化を抑制するために、ご使用環境によりましては「センサフィルタキャップ」や「湿度センサ素子の防水撥水加工」等のオプションをご選択下さい。

  • Q

    真空中で湿度を計測できますか。

    A

    はい、可能です。耐圧型のセンサ部をご指定下さい。

  • Q

    加圧下で湿度を計測できますか。

    A

    はい、可能です。耐圧型のセンサ部をご指定下さい。

  • Q

    空気以外の気体中でも湿度計測はできますか。

    A

    窒素、酸素、水素、メタン、アルゴン、ヘリウム等の無極性気体中で使用可能です。

  • Q

    市販のデータロガーに接続できますか。

    A

    はい基本的には問題ございません。例えばDC0-5V等のアナログ電気信号を入力できる機種をご用意下さい。センサからの気体温度出力が電圧や電流ではなく電気抵抗の場合は、Pt100Ω3線式で入力できる機種をご用意下さい。

  • Q

    氷点下でも使用できますか。

    A

    はい、使用可能です。ただし、センサ素子表面に霜が発生する環境では物理的に湿度センサ素子が破損します。

  • Q

    リード線を長く延ばしたいのですが、出力信号への影響はどの程度でしょうか。

    A

    例えば、湿度や温度を電圧として出力する機種では、電源用と出力用の2本のグランド線を備えています。従いまして、電源線に流れる電流により発生するリード線内部での電圧降下は出力電圧に影響を与えません。また、電流出力の場合は原理的にリード線長に依存しません。温度が抵抗出力の場合は3線式として配線して頂くことで自動補正されます。

  • Q

    RoHS指令に適合していますか。

    A

    はい、適合しています。但し、高融点ハンダ等に適用される除外規定を利用しています。

  • Q

    湿度センサ素子の寿命はどの程度ですか。

    A

    基本的に寿命はありません。但し、特性の変化が発生する環境でご使用の場合は、その変化と要求される計測精度によって寿命(適正な「湿度センサ素子の交換」又は「電気回路の調整」の頻度)がきまります。特性の変化が飽和する環境の場合には、飽和後に「電気回路の調整」を行うと長期間安定に使用できるようになります。

  • Q

    保証はついていますか。

    A

    はい、ついております。電気回路部が1年、センサ素子はご使用温湿度により6ヶ月または3ヶ月です。
    有極性気体が多く存在する環境(大まかには臭気の強い環境)や連続的に結露が発生する環境、目視で確認できるほど物質が付着する環境では、初期不良を除き保証対象外とさせて頂きます。

  • Q

    仕様に記載されている「計測精度」とは何を意味しているのでしょうか。

    A

    例えば、「相対湿度の計測精度」とは出荷時検査に於ける「弊社基準器である光学式露点計と温度計の出力から計算で求められた試験槽内の相対湿度」と「当該センサの電圧出力等から計算で求められた試験槽内の相対湿度」との最大許容差を意味しています。「試験槽内の真の相対湿度」と「当該センサの電圧出力等から計算で求められた試験槽内の相対湿度」との最大許容差ではありません。「精度」という単語は学術的ではありませんが広く用いられているため、弊社でも定義して使用しています。

  • Q

    「校正」とは何を意味しているのでしょうか。

    A

    例えば、「相対湿度出力の校正」とは「弊社基準器である光学式露点計と温度計の出力から計算で求められた試験槽内の相対湿度」と「当該センサの電圧出力等から計算で求められた試験槽内の相対湿度」の相関を示すことを意味しています。その相関が出荷時の仕様を満たしているか否かとは関係ございません。

  • Q

    トレーサビリティー証明の取得は可能ですか。

    A

    可能です。

  • Q

    湿度センサ素子の時間応答性の表記に「90%応答」とありますが、何を意味しているのでしょうか。

    A

    例えば、センサ周囲相対湿度の20%RHから80%RHへのステップ状変化を仮定し、その変化分である60%RHの90%、即ち54%RH分の出力が変化し20%RHであった出力が74%RHになるまでの時間です。ステップ状の湿度変化を与えることは現実的には困難であるため、本来の90%応答時間は実験的に求められた値である15秒よりも短いはずです。

  • Q

    電源線や出力線に使用されているリード線の太さはどの程度でしょうか。

    A

    導体断面積が0.18m㎡(およそAW25相当)、被覆外径は約1.1mmです。およその抵抗値は1Ω/10mです。

  • Q

    センサケーブルの外形はどの程度でしょうか。

    A

    直径約5~5.5mmです。狭小空間型RWタイプの場合は4~4.5mmです。

  • Q

    TA65、TAD80、TAA80の電気回路部(表示部)を固定したいのですが。

    A

    回路部固定用の貫通孔が回路部裏面に用意されています。図面が必要な場合はお知らせください。

  • Q

    電流出力型TA50の配線方法を教えてください。

    A

    「4-20mA」「2線式」「ループ式」などをキーワードに検索してみてください。具体的な配線例が必要な場合はお問い合わせください。

  • Q

    センサ部や電気回路部の使用可能温度範囲はどの程度でしょうか。

    A

    機種に依存しますので、各機種の仕様をご覧ください。

  • Q

    センサを長期間使用しない場合どのように保管すればよいでしょうか。

    A

    センサは樹脂製の袋や容器に入れず通気が良い状態で保管してください。樹脂製の容器や梱包材(特にプチプチ)からはセンサの特性に悪影響を与える活性気体が放出されますので避けてください。
    また、蛍光灯からは感湿膜に影響を与える紫外線が放射されますので近傍での保管は避けてください。

  • Q

    「焼結樹脂製センサフィルタキャップ」と「焼結金属製センサフィルタキャップ」はどのように違うのでしょうか。

    A

    両者の粉塵等に対するフィルタとしての機能はほぼ同等です。「焼結金属製センサフィルタキャップ」は物的強度に優れますが、熱容量が大きいため温度変化への追従性は劣ります。
    また、ブロンズ製である焼結金属製センサフィルタキャップ」は、ご使用環境によりましては錆びますが、ポリプロピレン製である「焼結樹脂製センサフィルタキャップ」は化学的に安定です。

その他

  • Q

    DC12VやDC24V等の直流電源を所有していないのですが。

    A

    AC100Vのコンセントに接続できるACアダプタ(AC100-240Vに対応)、機器組み込み用端子台接続型直流電源の用意がございます。

  • Q

    湿度センサ素子は国産ですか。

    A

    はい、自社で製造しております。

  • Q

    納期はどの程度ですか。

    A

    10台程度までの御発注に対しましては、基本的には3週間ですが機種にも依存します。お急ぎの場合はできる限り対応しますのでお知らせ下さい。

  • Q

    デモ器の試用は無料と表記されていますが、試用中にデモ器が破損した場合でも料金は無料でしょうか。

    A

    はい、無料です。但し、破損の有無にかかわらずご返送費用のご負担はお願いしております。

  • Q

    デモ器を使ってみたいのですが、どうすれば良いでしょうか。

    A

    ご担当者様名やご所属と共に、ご使用環境のおよその温度や湿度、圧力、空気以外の気体の有無、粉塵や水滴のセンサ部への入射の有無、センサのご希望出力などをなるべく詳しく、デモ器申込書でお知らせ下さい。適正なオプションを備えた適正機種を用意いたします。明らかに使用困難と推測される環境の場合は、デモ器の用意を辞退させて頂く場合がございます。

  • Q

    デモ器を借りると、営業マンが来るのではないですか。

    A

    デモ器は宅配便でお届けします。営業マンなどがお邪魔することはございません。
    返却も宅配便でお願いいたします。(返送料のご負担は御願いいたします)

  • Q

    デモ器の貸出期間に制限はありますか。

    A

    はい。基本的には2週間以内でお願いしております。

  • Q

    代理店または商社を教えて下さい。

    A

    基本的には、弊社との直接取引でお願いしているため特定の代理店や商社はございません。商社様のご利用をご希望の場合は、お客様が通常ご利用の商社様にご相談下さい。

  • Q

    センサの取り付け工事は行っていますか。

    A

    申し訳ございませんが、弊社では承っておりません。

  • Q

    加湿器、除湿器、加熱器、冷却器等も扱っていますか。

    A

    申し訳ございませんが、弊社では扱っておりません。

  • Q

    OEMは可能でしょうか。

    A

    可能です。貴社専用型番で作製いたします。

  • Q

    湿度センサを輸出したいのですが、非該当証明書(該非判定書)の発行はできますか。

    A

    可能です。事前に提出して頂く書類がございます。

  • Q

    候補となる機種の選定方法がわかりにくいのですが。

    A

    できればお電話をお願いします。ご使用環境に適した候補機種をお知らせします。

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弊社の湿度センサ類をご評価いただくために、デモ器を用意します。万が一ご試用中にデモ器が破損した場合も料金はいただきません。

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